テクニカル・ダイビング
テクニカル・ダイビングとは?
テクニカル・ダイビングは、主流のレクリエーショナル・ダイビングに比べて遥かに深い場所へ、経験豊富かつ資格のあるダイバーが行なう、スキューバ・ダイビングの「エクストリーム・スポーツ」。
レクリエーショナル・ダイビングに設けられているNDL(無限圧潜水時間)の制限を超えてダイビングの幅を広げることができ、ほとんどの人がたどり着いたことのない場所での体験や探検の機会を得ることができるようになります。
- 40m/130ftを超えるダイビング
- 段階的な減圧停止を伴うダイビング
- 水面からの縦、横合計距離が40m/130ftを超えるオーバーヘッド環境(直接水面に浮上できない環境)でのダイビング
- ダイビング中、加速減圧及び/又は様々な混合ガスを使用するダイビング
レジャーを超えてその先に進む理由とは
テクニカル・ダイビングにはより重大なリスクがあるのみならず、より多くの労力、訓練及び器材が必要とされます。それでも、相対的に少しの人しか行けない水中世界を訪れてみたいと強く思う人たちが存在します。多くの壮大で手つかずのレックは40m/130ft以深に横たわっています。深場のリーフには浅場では見ることのできない生物がいます。挑戦を楽しむ人やテックダイビングが要求するものに焦点を当てる人もいます。最先端のテクノロジーに関係していたい人もいます。これらがテクニカル・ダイビングを行なうに値する理由です。
挑戦したいものを探している?
テクニカル・ダイビングやリブリーザー・ダイビングにご興味がありますか?
ディスカバー・テック・ダイビングまたはディスカバー・リブリーザーで、まずは体験してみましょう。 PADI TecRecインストラクターが、プール(またはプールに類似の環境)でテクニカル・ダイビング器材やリブリーザーの基本的なスキルを教えてくれます。
テクニカル・ダイビング コース
PADIを選ぶ理由
PADIのテクニカル・ダイビングのプログラムは2000年にデビューしました。TecRecは世界最初のテック・ダイビング・プログラムではありませんが、そのメリット故に評価されています。
PADI TecRecコースではしっかりとした基礎を学ぶことができ、包括的で現実的なトレーニングを提供する設計になっており、トレーニングには妥協がなく業界で実証されています。
テクニカル・ダイバーとして、レクリエーション・ダイビングの限界を超えたダイビングに伴うリスク管理の方法を学ぶことができます。
リブリーザー・ダイビング
リブリーザーとは、閉鎖式(または半閉鎖式)で呼吸を循環させる装置のことです。深く&長く潜ることができ、水中生物の接近しやすいなどのメリットがあることから、水中撮影などで使われてきました。しかし器材が非常に高価で複雑なことから、レジャーダイビングの世界で使われることはほとんどありませんでした。
その状況を大きく変えるなのが、新たに登場したPADIのRebreatherコースとAdvanced Rebreather Diverコースです。テクニカル向けだけでなく、レジャー用のプログラムも設け、それに合わせて各メーカーが複雑な操作の必要がない電子制御の器材を開発。価格もリーズナブルに抑えられるなど、誰もがリブリーザーを体験できる環境が整いつつあります。
サイドマウント
ほとんどのダイバーは、スキューバダイビング用のシリンダーを背中に装着するのが一般的ですが、必ずしもベストな方法とは限りません。 レクリエーション・ダイバーやテクニカル・ダイバーの中には、サイドマウントを使用する人もいます。
サイドマウントのメリットは、バランスの良さ、装備のコンパクトさ、腰や背中への負担の軽減、エンリッチドエア等を使った際の潜水時間の増加などさまざま。一見無骨のように見えますが、最も合理化された快適なダイビング方法の一つです。
よくある質問
ほとんどの場合、レクリエーション用のマスク、ウェットスーツ、ドライスーツ、フィンなどがテクニカル・ダイビングに使用できます。 しかし、テクニカル・ダイビングにはそれぞれのアクティビティに必要なものがあります。オープン サーキット・テック・ダイビングでは、混合ガスや段階的減圧に対応した新しいダイブコンピューター2台、レギュレーター、テックBCDなどが必要になります。 クローズド サーキット・ダイビングでは、リブリーザーが必要になります。
より深く潜ったり、より長く潜ったりすることでリスクが高まり、大怪我をする可能性も高くなります。 そのため、テクニカル・ダイビングは誰にでもできるものではありません。 ただし、適切なトレーニングを受ければ、こうしたリスクを管理し、ほとんどの人が妥当と考えるレベルまでリスクを減らすことができます。 とは言え、それにもかかわらず、そのリスクは一般的なレクリエーションダイビングよりは高いものになっています。
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テクニカル・ダイビングについて、ヒントや体験談をご紹介します