エマージェンシー・ファースト・レスポンス (EFR®)
「もしも」の時に対応できますか?
事故はいつでもどこでも起こりえます。火傷、擦り傷、骨折、あるいはもっと深刻なものかもしれません。そんな時に、どうすればいいのか対応方法を知っておくことは大切です。
一刻を争う緊急事態では、救急車が到着するまでに、あなたの処置で、患者のその後が大きく変わります。
EFR®の応急手当とCPRトレーニングで、自分の大切な家族、友人の命を守り救うために知識とスキルを身につけ、救命の連鎖に欠かせない存在になりましょう。
緊張する現場でも自信を持とう
心肺蘇生法やAEDの使い方、包帯の巻き方、病気やケガの評価など、大切な人の命を救うために必要なスキルを身に付けましょう。
緊張する緊急現場でもためらわずにスキルを使うためにも、他の受講生と一緒にインストラクターの指導の下、スキルを繰り返し練習します。
どんな年齢層にも適切な救急ケアを
成人向けのCPRと応急処置、AEDトレーニング以外にも、子供のためのケアで、成人とは異なる緊急時の対応について理解を深めることができます。
EFRがおすすめの理由
エマージェンシー・ファースト・レスポンスは、世界最大級のCPR、AED、応急手当の国際的なトレーニング組織です。
毎日、世界170カ国で56,000人のEFRインストラクターが、個人やコミュニティへの救急法トレーニングを指導しています。EFRコースは、受講生が緊急時の重要な手順を覚えられるよう、無理なく学べる環境と学習ツールを提供しています。
EFR 一次ケア・二次ケア
知識開発と実技練習の組み合わせにより、心停止など生命にかかわる緊急時の見極め方と対応方法を学びます。脳卒中の見分け方、脊椎損傷の対処法、心肺蘇生法、その他救命に不可欠なスキルを身につけます。
二次ケアでは、即座に生命にかかわらない怪我や病気の対処法を学びます。包帯や副木の巻き方、火傷の手当、動物に噛まれたり刺されたりしたときの対処法、その他の基本的な応急手当のスキルを学びます。緊急事態のシナリオを想定して、エマージェンシー・レスポンダーとしてこれまで練習してきたスキルを現実的な状況に応用するための練習をします。
CPR&AED
自動体外式除細動器(AED)は、心停止から生還する確率を最大50%高めることができる非常に重要な機器です。AEDの使い方と基本的な心肺蘇生法を学びます。
心停止など生命にかかわる緊急時のケア(一次ケア)と子供のためのケアの内容を踏まえたうえで、AEDをどのように使用するかを中心に学びます。
子供のためのケア
子供のためのケアコースでは、子供や幼児が病気や怪我をした場合にどうすればよいかを学びます。成人とは異なる緊急時の対応について理解を深め、患者にとって緊急対応がどうして重要なのかを学習します。
子どもの窒息や、遊んでいる時の事故など子供特有の緊急事態のシナリオを想定して、エマージェンシー・レスポンダーとしてこれまで練習してきたスキルを現実的な状況に応用するための練習をします。
EFRリフレッシュ・トレーニング
救急処置のスキルは、定期的に練習しないとすぐに衰えてしまいます。CPRと応急手当のスキルを毎年再確認することを専門家は推奨しています。EFR リフレッシュ・コースで、知識とスキルを維持しましょう。
よくある質問
EFRコースに関するよくある質問にお答えします。
レスキューダイバーの生徒とダイブマスター/インストラクター候補生は、現在(過去24ヶ月以内)のEFR一次ケア・二次ケアのトレーニングを受けている必要があります。
過去24ヶ月以内に他の機関でCPRと応急手当のトレーニングを修了している場合は、PADIインストラクターに連絡し、受講するトレーニングが参加前条件を満たしているかどうかを確認してください。その際、認定団体名、コース名、証明書類をご提示ください。注意:実技トレーニングのないオンラインのみのコースは、PADIコースの参加前条件を満たしていません。
医療従事者の場合はどうなりますか?
PADIは、看護師、医師、その他の医療従事者が、包括的なトレーニングを受けていることを認識していますが、その後数年間は、CPRや応急手当のスキルを頻繁に使用しない医療従事者もいます。
PADIレスキューダイバー、ダイブマスター、インストラクターは、CPRと応急手当のトレーニングを受け、常にスキルをリフレッシュし、緊急時に対応できることを求めています。それを踏まえ、
- もしあなたが、救命救急センターのようなトリアージ環境で働き、CPRと応急手当のスキルを定期的に使用している場合は、インストラクターに、あなた勤務先から、確認書類を提出してください。
- 医療研修が過去2年以内に行われた場合は、応急手当と心肺蘇生の両方のトレーニングを受けたことが明記された教育機関の書面による証明書とコース修了日をインストラクターに提出してください。
- 医療研修を2年以上前に修了しているが、CPRと応急手当の再教育研修に参加したことがある場合は、インストラクターに認定団体とコース名(複数可)の情報を伝えてください。インストラクターは、あなたが受けたトレーニングが、EFR一次ケア・二次ケアと同じトピックをカバーし、同じ規準に準拠しているかどうかを確認します。
いいえ。EFRインストラクターは、CPRトレーニング用に特別にデザインされたマネキンを使用します。また、EFRの受講生は、バリア(ポケットマスク)を使用し、安全で効果的な人工呼吸の方法を学びます。
実際のところ、見知らぬ人よりも知っている人に心肺蘇生を行う可能性の方が高いのです。心停止の約80%は家庭内で起こっています。
さらに、胸骨圧迫が正しく行われていれば、胸骨圧迫のみでも、胸骨圧迫とレスキュー呼吸を併用した場合と同等の効果が得られるという研究結果もあります。そのため、誰もが、経験豊富なインストラクターによる実践的なトレーニングを受けるべきです。
EFRは世界の各機関から、正式な規準を満たすプログラムとして承認されています。
そのほかアメリカ国内ではAmerican Council on Exercise (ACE)、National Oceanic and Atmospheric Association (NOAA)など28の機関に認められています。